R6平野中日記

異文化理解

2023年9月22日 12時46分
その他

毎週水曜日と金曜日は、ALTの先生が来校する日です。

今日は、全学年の英語の授業がありました。興味深いエピソードがあったので、お伝えします。

本校英語教員は授業準備のため、一足先に教室に入ることにしました。そして、職員室にいるALTの先生に「Please come to the first graders' class on the first floor.」(1階にある1年生教室に来てください。)と伝えたところ、授業開始時間になっても、姿を現しませんでした。しばらくして、あわてた素振りで教室に入ってきました。さて、ALTの先生は、どこに行っていたのでしょうか?

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正解は、2階でした。出身国では、イギリスの支配下にあった影響からイギリス英語が使われ、1階を「ground floor」、2階を「first floor」、3階を「second floor」と呼ぶそうです。そのため、英語教員が伝えた「first floor」を、「自分自身にとってのfirst floor = 2階だと認識してしまったそうです。

また、アメリカ英語とイギリス英語では、単語の綴りや発音などでも違いがあることを教えていただきました。

今や、英語は「World Englishes」と複数形で語られることもあるほど地域差があるということを、体感するひと時となりました。

言語の知識だけでなく、他国の文化や歴史的背景、生活習慣について知ることも、同じように大切であることに気付いた平野中生でした。